政府はきょう山形県内で起きた7月の記録的大雨を含む災害を激甚災害に指定しました。

激甚災害は、地震や豪雨などの「災害」のうち、被災者への支援が必要で、被災自治体にも大きな財政負担がかかると政府が判断した場合に指定されるものです。

激甚災害に指定されたことで、河川や道路などの公共土木施設や農地の復旧事業に対する国からの補助率が通常よりも1割ほどかさ上げされます。

また、被害が大きかった鮭川村は、被害額が一定基準を超えた市町村が対象である「局地激甚災害」に指定されました。

これにより、事業の再建を図る中小企業にも助成措置が講じられることになりました。

激甚災害の指定について、吉村知事は、「被災された県民の皆様の生活再建と地域の復旧・復興が一刻も早く進むよう、引き続き政府や市町村などと連携しながら全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントしました。

「激甚災害」や「局地激甚災害」に指定する法令は今月11日施行される予定です。