今年4月に開学した山形県新庄市の東北農林専門職大学がきのう、県内の県立高校と連携協定を結びました。

農林業の未来を担う人材確保が狙いです。

東北農林専門職大学は新庄市に今年4月に開学した東北では初となる農林業系の専門職大学です。

きのうは県内にある農業系の県立高校6校と、県立新庄北高校の合わせて7校と連携協定を結びました。

東北農林専門職大学 農林業経営学部 小沢亙 学部長「この地域で農林業を学びたいという生徒たちに対して大学の教育資源を提供することは、地域全体の持続可能な発展のためにも不可欠な任務と言える」

この協定の狙いは「農林業の人材確保」。

今回の協定により、高校生に対して大学教授による出張講義などを行うことができるほか、進路指導に必要な情報の共有を大学側からスムーズに行うことができるということです。

新庄北高等学校 石山宣浩 校長「高校の教員では指導しきれないところを大学の先生方から教えていただく。生徒たちが新たな学びを将来に向かっての学びを切り開いていく。そこが大きな狙い」

また今回、農業系ではない普通科の高校と協定を結ぶことで期待できることがあります。

東北農林専門職大学農林業経営学部 小沢亙 学部長「高校から大学のところでも少なからず職業を意識しながら進学する生徒さんたちもいるので、農林業をやりたいと思ってもらえるような形の繋がりを深められれば良い」

大学では今後、高校生をキャンパスに招いて授業や実験に参加してもらうなど、継続的に交流を図っていきたいとしています。