医療や福祉の仕事に興味を持ってもらおうと、大蔵村の中学校では、きょう特別な学習会が開かれました。
狙いは、将来、最上地域を支える医療や福祉の仕事についてもらうことです。
大蔵中学校の3年生34人が参加したのは進路を考える特別授業。
特に医療や福祉の重要性を知ってもらおうと最上総合支庁が4年前から実施しています。

最上地域は医療従事者が減少していて特に人口10万人あたりの医師の数は155.3人と全国でワースト5位となっているなど今後の医療体制の維持が課題となっています。

きょうの学習会では、生徒たちが実際の器具を使い様々な体験をしました。

藤井響樹アナウンサー「こちら病院ではおなじみの聴診器ですが、どんな音がしますか?(生徒)心臓のところにあてるとドクンドクンという音が聞こえる。(藤井)心臓の音や呼吸器の音が本当に鮮明に聞こえるそうです。やはり専門的な技術が必要なんですね」

藤井響樹アナウンサー「こちらは盲目の人を車いすで誘導する体験コーナーです。ゆっくり動いているように見えますが、乗っている人は思ったよりも怖さを感じるそうです。だからこそ「止まります」や「曲がります」といった相手を不安にさせない声掛け・心配りが大切だそうです」
