県内を襲った記録的な大雨からきのうで1か月となりました。
住宅の被害がおよそ2000棟にのぼると見込まれるほか現在も180人あまりが避難生活を続けていて、住まいの確保などが課題となっています。
先月25日の記録的な大雨で県内では7つの市町村に大雨特別警報が出され、警察官2人と86歳の女性のあわせて3人が犠牲となりました。


県内の建物被害は、今月23日現在でおよそ2000棟にのぼっていて、4つの市町村で183人が避難所での生活を送るほか、一部地域では断水が続いています。
こうした状況をうけて今月20日からは仮設住宅の工事が始まり、戸沢村で28戸、鮭川村で8戸の住宅で10月上旬からの入居開始を見込んで工事が進められています。


このほか、農林水産業と公共土木施設を合わせておよそ683億円の被害が出ていて、今後もさらに増えることが見込まれています。

今回の大雨については、国が復興のスピードアップにつながる激甚災害の指定に向けて作業を進めているほか、県は被災支援などを盛り込んだ補正予算案を来月の県議会に提出するとしていて国の支援策と合わせ対応していきたいとしています。
