山形大学医学部できょう、看護学生を対象とした「スチューデントナース」の認定式が行われました。

認定を受けた学生たちは、看護師を目指して医療現場での実習に臨みます。

「スチューデントナース」は、山形大学医学部が、2010年から全国に先駆けて取り組んでいる独自の制度で、座学と実技の認定試験に合格した看護学生が、実際に病院などの医療現場で臨床実習にあたります。



看護師の卵である学生たちに使命感や自覚を持ってもらい、さらに命に係わる現場での学びを深めてもらおうというものです。

山形大学医学部附属病院 鈴木ひとみ 看護部長「看護の喜び、難しさや苦しみこういった醍醐味、新たな学びからの発見ということを実感し、看護についてさらに深く学んでいく大切な時間」



今年は3年生55人が試験に合格し、きょうは、医学部の永瀬智(ながせさとる)医学部長から、代表の及川七聖(おいかわななせ)さんに認定証が手渡されました。



山形大学医学部看護学科3年 及川七聖さん「いままで学んできたことを、つなぎ合わせながら患者さんと関わっていきたい」

「ただ寄り添うだけでなく、患者さんが望む人生に、これから自立していけるような支援ができる看護師になりたい」



きょう認定を受けたスチューデントナースたちは、来月2日からおよそ3か月間、山形大学医学部附属病院などで実習を行います。