山形県川西町できょう、五穀豊穣を願う小松豊年獅子踊が披露され、伝統の踊りと、獅子が勇壮に火の輪をくぐる「狂い獅子」に会場はおおいに盛り上がりました。

川西町小松地区で毎年行われている「小松豊年獅子踊」は、およそ1200年の歴史がある県の指定無形民俗文化財です。

3人の獅子と6人の早乙女(さおとめ)が実りの秋が訪れるのを前に豊作を願い、農作業を表した舞を奉納します。

江戸時代には豊作の年のみ踊ることが許されたため、戦時中は一時、途絶えましたが、地域の文化遺産を残したいという思いから、地区の若者によって受け継がれてきました。

小松豊年獅子踊会 原田正明 会長「中学生から高校生・社会人になっても続けてもらうのが一番ですね」

多くの地域住民などが見守る中、「静」と「動」が入り交じる伝統的な舞を披露します。

そして、直径1メートルほどの輪に火がつけられると、最大の見せ場、「狂い獅子」へ。