農作物にも甚大な被害が出ていることを受け、きょうは、JA山形中央会の折原会長などが県庁を訪れ、吉村知事に被災した作物の植え替えに必要な資金の支援などを求めました。

吉村知事「技術面であったり、小規模も含め、出来る限りのことをやっていきたいと思っております」
県によりますと、今回の大雨で、稲などの作物や農業用施設が浸水したり、畑に土砂が流れ込んだりなど、31の市町村で農業被害が確認されていて、被害額はおよそ80億円にのぼるとしています。

しかし。
JA山形中央会 折原敬一 代表理事会長「現状、前回の令和2年・4年は100億を超える被害があったわけだが、今回の場合は200億ぐらいになってしまうのではないかと」

また、水を送る用水路が土砂で塞がれるなど田んぼの水不足も心配されていて、被害額は今後さらに増える可能性があるとしました。
JA山形中央会 折原敬一 代表理事会長「とにかく(田んぼに送る)用水を確保することが大前提。他県から、全国からも支援をいただきながら、対応にあたることが早急な現状の対策ではないか」
県は今後、国やJAなどと連携し、早期復旧に向けた支援を行っていくとしています。
