大雨の被害は農作物にも広がっています。
山形県酒田市の荒瀬川の流域は、巨大な木が流れ着いたままになっていて、堤防のすぐとなりには水田が広がっています。


三笠喜美夫さん「完全に水没して海になっていました。ただ水が思った以上に早く引いたので被害はあまりない」

「奥にあるハウス、あのあたりが半分くらい水没していました」

こちらの水田、近づくとところどころに今回の大雨による漂流物がまだ残っています。
水田への被害は少なかった方だと話す三笠さんですが、去年の高温障害に続く水害に頭を悩ませています。

三笠喜美夫さん「(高温障害で)去年はつや姫の一等米が出なくて大変だった。こんなことははじめて。ふつうは早ければ2・3日で澄むすごくきれいな川。また次の可能性があるんではないかと思っていて。次の備えをしてもらいたい」

庄内北部のJAみどりによりますと、栽培面積の7割にあたるおよそ7000ヘクタールが今回の大雨で土砂流入などの被害にあったということです。
