大雨を受けて、戸沢村ではボランティアが入り復旧作業が始まりました。

午前9時から始まった受付には、県内から15人のボランティアが集まり、特に被害の大きかった蔵岡地区に向かいました。

蔵岡地区では、最上川が氾濫し地区一帯が水没しました。

土砂も多く堆積し、住民たちが土砂の撤去や、浸水の被害にあった家具を運び出す作業に追われています。

こうした中、ボランティアたちは、地区の中心に位置する蔵岡公民館で作業を始めました。

蔵岡公民館は地区の子ども会のイベントなどに使われていて、地域住民の憩いの場になっていたということですが、そのことを想像するのが難しいほどの状況となっていました。

1階は完全に水没し、2階へ続く階段は泥だらけになっています。

ボランティアたちは地区の人たちの避難所として使えるように、泥のかき出しや家財道具の運び出しを行いました。

山形市から「何か役に立てればなと思って来ました。思っていたよりすごい水、泥が入っていて、本当にびっくり。びっくりが一番です」

少しでも力になればと、同じ戸沢村から助けに来た人も。

戸沢村津谷から「自分の地区とは蔵岡地区は別世界で泥が掃いても掃いても出て来ちゃうので、少しでも片付けて地域のみんなが過ごせる場所を作りたいと思った」

蔵岡地区会 早坂修一 副会長「誰も経験したことがない水あがりです。(ボランティアは)大変ありがたいです。自分の家の後片付けもあるし、公民館片付けるといってもなかなか人手が足りない。みんな来てくれるのはすごくありがたいです」

戸沢村のボランティア活動は来月4日まで行われるということです。