山形県南陽市で発生した大規模な山火事は、鎮火からおよそ1か月が経ちました。現場はどのような状態になっているのか。上空からその様子を取材しました。
矢野秀樹アナウンサー「先月4日に山火事が発生した秋葉山の上空です。新緑で木々が生い茂る時期だが、緑の面積よりも木々が焼け焦げて茶色になっている部分が目立ちます。」
この山火事は先月4日、南陽市宮内の秋葉山で発生したもので、発生から9日目にようやく鎮火しました。焼失面積は県内の山火事としては過去10年間で最大となるおよそ137ヘクタールとなりました。


矢野秀樹アナウンサー「向山公園から東側700メートルほどの山林が特に燃え方が激しかった」
火は、どんどん東の方向に燃え広がり、秋葉山荘をはじめ、秋葉山の全体に燃え広がりました。
矢野秀樹「火が燃え広がったあたりをヘリでたどっている。登山道が見えている本来であれば新緑まぶしい時期ではあるがちょうど登山道を境に燃え広がっているのがよく分かる。山肌が露わになっている部分、燃え焦げて茶色になっている部分が目立つ」

火災は広範囲に及び、人が立ち入ることが難しい場所が多いことからも消火活動は難航しました。

矢野秀樹アナウンサー「標高561メートル秋葉山の山頂付近。火元とみられる南西方向のふもと付近からはかなり距離があるがこの辺りにまで燃え広がったことが分かる。鎮火からおよそ1か月が経ったが森林の再生にはまだ時間がかかりそうです」
