山形県のクラフトビールを全国に発信しようと、県内のクラフトビールメーカー7社が協会を設立し、今後、一丸となって普及活動などを行っていくことになりました。

クラフトビールとは、小規模なブルワリー・醸造所がつくった個性豊かなビールのことです。

「山形県クラフトビール普及協会」は、県内のクラフトビールを、全国・世界へ発信していこうと今月1日に設立され、23日は、報道関係者向けのお披露目会が行われました。

松浦亜実 記者「月山ビールや、蔵王ブルワリーなど、県内のクラフトビール7社が一堂に集まっています」

味噌からできたのものや、ラフランスを使ったものなど様々なクラフトビールが。


こちらは、東根市の果樹園で栽培されている桃を使用したビールです。

松浦亜実 記者「桃の香りがふわっと広がります。みずみずしくてとっても美味しいです」

長井ブルワリークラフトマン 村上滋郎 代表「普段、ビールを飲み慣れていない方でも飲みやすいようなビールをつくりたいという思いで、こういったフルーツビールをつくった」


一方こちらは…

松浦亜実 記者「しっかりとした苦味があるんですけれども、その中にもトロピカルな香りが広がります」

米沢ジャックスブルワリー 槙山秀都 代表「苦味がしっかりあるので、でも華やかなので、気分が良い時とか、ゆっくりナッツでもつまみながら、夜のひとときを過ごしてもらえたらと思います。」


県産の日本酒やワインに比べ知名度に課題のある県産クラフトビール。

7社は今後、醸造技術の勉強会や、イベントに出店するなど、山形のクラフトビールの底上げと知名度向上をはかり、県内外に売り出していきたいとしています。


米沢ジャックスブルワリー 槙山秀都 代表「(お店で)とりあえず生っていうのは、ビールとしては切ないので、ビールも(銘柄を)選ぶというのを、山形県内でも目指していければと思います」