霜被害や高温の対策がとれるさくらんぼの雨よけハウスが新たに完成し、山形県寒河江市できょう、農業関係者への説明会が開かれました。
こちらが、県が開発を進めている雨よけハウスの試作品です。

従来のアーチ状のハウスと違い、片屋根型で風通しが良く、屋根には遮光材をはることができます。
今の時期は、地面からの熱放射を防ぎ、霜対策に、夏場は高温対策に効果があると期待されます。さらに、巻取装置が付けられているため、ビニールをはったり収納したりする作業で脚立などに登る必要が無く、安全性に配慮した作りになっています。
県農林水産部・本田浩央主幹「しっかりさくらんぼの生産も維持できることを目指して新しい新規の栽培に取り組む人も育成したい」
しかし、効果の実証実験はこれから始まるため、説明会ではこんな意見も…。
JA職員「高温対策や霜対策、労働災害の防止に向けてのハウスとしては有用的なもの新しい技術なので実際に使えるかというところでデータがほしい」
県では、今シーズン実証実験を重ね、開発を進めるとしています。
異常気象、そして作業の安全確保につながるのか?
新たな雨よけハウスに注目です。







