富山県などがブランド化を進めている酒かすをえさに育ったとやま和牛。その名称が「酒粕育ち」に決まりました。気になるお味は…。
「新たなブランド名は、とやま和牛『酒粕育ち』です」
「酒粕育ち」と名付けられたとやま和牛は、食品廃棄物となる酒かすをえさにして育てたもので、2年前から県やJA全農とやまなどがブランド化を目指してきました。
19日の試食会ではシェフによって調理されたとやま和牛「酒粕育ち」が振る舞われました。
記者:
「酒かすで育ったとやま和牛、一体どのような味なのでしょうか。いただきます」
今回いただくのは酒かすでマリネした内もものローストビーフです。
記者:
「とてもやわらかいです。ローストビーフ1枚からでも肉のうまみや力強さがしっかり伝わってきて、酸味の効いた味付けとも相性抜群だと思います」
牛に酒かすを与えることでストレスが軽減して肉質がアップするといい、県外産の和牛に比べジューシーでやわらかく、脂の甘みが強いとの評価を得られています。
とやま和牛「酒粕育ち」は、22日に初せりにかけられその後、県内の精肉店や飲食店で販売されます。