地震発生から1週間。被害の大きかった富山県氷見市の被災地では雪の降る中、さらなる家屋の倒壊を心配する声が聞かれました。

細橋雄太記者:「地震の発生からきょうで1週間、被災家屋の多い氷見市北大町には雪が降っています。いまだ手つかずの住宅が多く、復旧が見通せない状況が続いています」
富山県内で観測史上初めて最大震度5強を観測した地震から1週間を迎えた8日。被害が大きかった氷見市の北大町では雪が降る中住民が建物の様子を見に来ていました。
住民:「(建物が)30センチほど地面ごと流されたように(動いた)。あのドアも全然動かないので、中を片付けることができない…。水もきのうきょうから、細いけど出ているし、暖房ができて電気がきたから一番喜んでいる」

氷見市では7日午後6時時点で依然、4200世帯で断水が続いていて、一部の地域では水が通り始めましたが市内全域での復旧のめどは立っていません。

また氷見市では、これまでに全壊16棟、半壊22棟の建物への被害が確認されています。市では危険度判定の調査を進めていますが、8日は雪の影響で中止となったということです。

富山県内では7日午後1時時点で氷見市や高岡市など15か所に避難所が開設され158人が避難しています。
