1日発生した能登半島地震で、富山県内でも余震が続いていて引き続き注意が必要です。被災地では、徐々に復旧に向けた作業が始まっていますが、夕方から天候は悪化する予想です。

加賀谷悠羽 記者:「氷見市の旧灘浦小学校では、各家庭から出た災害ごみなどが山積みになっています」

校庭に設けられたゴミ収集場には、住民たちが地震の影響で使えなくなった家具や家電などを次々と運び込んでいました。

一方、氷見市内では建物の危険度判定も行われていました。これは、建物の倒壊や落下物などの二次災害を防ぐため建築の専門家が使用可能かどうかを判定するものです。

こちらの空き家は「立ち入りに十分注意すること」を意味する「要注意」の判定でした。

親族が所有する空き家を見に来た男性:
「こんなのになるとは思いませんでした。直しません。市と相談して対応を決めます」

富山地方気象台によりますと、3日夕方から4日昼前まで大気の状態が不安定となります。地震の影響で少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるため、通常の基準を引き下げて大雨警報を発表する可能性があるということです。

地盤が緩んでいるため土砂災害に注意・警戒してください。