富山県内のデザイナーと障害のある人が一緒に作った文字や柄「とやまふぉんと」が、県デザイン展の最高賞・県知事賞を受賞しました。

県デザイン展は、毎年、県内のデザイナーや学生などから公募したデザイン作品を展示しています。

今年は200作品415点の中から、デザイナーの山口久美子さんと門嶋隆祐さんがデザインした「とやまふぉんと」が最高賞の県知事賞に輝きました。

「とやまふぉんと」は、福祉施設の利用者の文字や絵を、個人や企業が利用しやすいようにデザインしてデータ化。売上げの一部を福祉施設に還元するプロジェクトです。

表彰式には、第一弾のフォントを手がけた南砺市の多機能型事業所「花椿かがやき」の利用者も駆けつけて、一緒に受賞を祝いました。

山口さんと門嶋さんは、この取り組みを県内のほかの福祉施設へも広げていきたいとしています。