富山市のスナックで口論になった男性を階段から突き落として死亡させた罪に問われた男の裁判員裁判が始まり、男は無罪を主張しました。

傷害致死の罪に問われているのは、住所不定、無職の高橋亮被告(47)です。

起訴状によりますと高橋被告は2020年11月、富山市総曲輪のビルの階段で、当時51歳の男性を押し倒すなどして階段から転落させ、死亡させたとされています。

9日の初公判で高橋被告は「私は被害者を押し倒しておらず、私の暴力が原因で転落したのではない」と話し、傷害致死罪は成立しないとして無罪を主張しました。

冒頭陳述によりますと高橋被告と被害者の男性はスナックで酒を飲んでいる際口論になったということで、裁判では、高橋被告の暴行と被害者の死亡に因果関係があるかなどが争点となります。