傷害致死の罪に問われているのは富山県魚津市の無職・中田道宏被告(71)で、2020年1月から2月にかけて、当時93歳だった母親に複数回暴行を加えて死亡させたとされています。

中田被告は、これまでの裁判で「軽く孫の手で叩いだだけで、老衰で亡くなった」などとして無罪を主張してきました。

富山地方裁判所で開かれた16日の公判では、検察側が「遺体の広範囲に多数の皮下出血があり、暴行により死亡させたことは明らかで、高齢者虐待の事案」だとして被告に懲役9年を求刑。一方、弁護側は懲役9年は重すぎると指摘したうえで、「軽く手を出したことはあったかもしれないが、日常の中で生じた衝突に過ぎず、適切な判断をしてほしい」と求めました。


中田被告は最終陳述で、遺体の皮下出血について「母親は着替えをする際などに何度も転倒しており、私だけがやったとは認められない。そこを認識して審理をお願いします」と話しました。判決は今月30日に言い渡されます。












