伝統的なアイガモ農法を再現したロボットによる米作りが富山市の高校で始まっています。

生徒
「それでは放鳥しまーす。いってらっしゃーい」
田んぼに放たれたのは「アイガモロボ」。

コメの有機栽培に力を入れる富山市の中央農業高校では、11年前からドジョウのフンを肥料にした「ドジョウ米」の栽培に取り組んでいます。

しかし、有機農業にこだわるがゆえに雑草の繁殖に悩まされてきました。
その救世主として4年前から活躍しているのが「アイガモロボ」。
アイガモを水田に放ち、害のある生き物や雑草を食べさせる有機農法にヒントを得たもので、スクリューで水をかくはんし泥を巻き上げることで、水中にある雑草の光合成を抑制します。

その効果は絶大。今ではこのとおり雑草がほとんどありません。

女子生徒
「環境にやさしいお米を作っていくうえで重要な存在」

男子生徒
「除草とかもアイガモロボがしてくれるので労働を軽減するという点でもすごくいいと思っています」
このアイガモロボ、かわいい見た目とは裏腹にかなりの優れもの。

晴れていれば太陽光エネルギーで半永久的に働き続け、さらに…。

県立中央農業高校・樋口霧花教諭
「いま壁に衝突してスタックしました」
と、思いきや…。
県立中央農業高校・樋口霧花教諭
「どこが壁かをチェックしているところです。自動でこうやって自分でバックして回復しようと」

まるで自動掃除機のように田んぼの形状や障害物を分析し、ルートを導き出しているんです。

県立中央農業高校・樋口霧花教諭
「完全に自動で動けるようになったのですごく便利」

生徒たち
「ちょっと壁に激突してますけど。そんなところもかわいい。愛嬌ってところで」
アイガモロボはきょう26日から3週間、無休で働き続けるということです。
女子生徒
「人にも環境にも優しい農法の確立に取り組んで」「みなさんにおいしいって言ってもらえるようなおコメを作っていきたい」

コメの収穫は9月中旬から下旬ごろ。学校の即売会などで販売する予定だということです。










