富山県が2027年4月の開校を目指す夜間中学について、有識者などでつくる協議会は、富山駅から近い雄峰高校に設置する方針をまとめました。

県の夜間中学は、様々な理由で義務教育を十分に受けられなかった県内在住の15歳以上を対象に、年齢や国籍に関わらず安心して学ぶことができる学校を目指しています。

学校の設置場所は、既存の施設を活用することとし、10日の会合では、雄峰高校や富山中部高校など富山市内4つの高校を候補地として議論。

その結果、交通の利便性などから富山駅から徒歩圏内で定時制の夜間がある雄峰高校に、夜間中学を設置する案でまとまりました。

県公立夜間中学設置検討協議会 西島健史会長
「最も親和性の高いのは雄峰高校。雄峰高校の学校経営ですとか、教育活動にどれだけの配慮ができるかと。どちらもうまいくいくという。その方向で進めていただけれたらと」

設置場所は、10月14日の教育委員会に諮り正式決定する予定です。また、学校名の案については、10月15日から一般公募することにしています。