5年の1度の国勢調査が9月20日から始まっていますが、これを装った不審なメールが届く事案が全国で相次いでいます。富山県内でもこうした不審なメールが22日時点で、少なくとも3件確認されていることがわかりました。

富山県砺波市に住む60代男性に実際に届いたメールの件名に「重要国勢調査のご協力のお願い」とあり、本文には回答期限とともに、「未回答だと罰則の対象となる場合がある」といった内容が記載、調査専用ページから回答するよう誘導しています。

実は国勢調査を装った偽物のメール。

総務省によりますと、全国的にこのような不審なメールが届く事案が多発しているということです。

富山県によりますと、県内では少なくとも22日までに同様の事案が砺波市で1件、富山市で2件発生。

県経営管理部統計調査課 林徹さん
「国勢調査につきまして、メールで調査するということは決してございません。」

県内では各市町村ごとに調査員を派遣していて、メールで調査を行うことはなく、詐欺のおそれがあるとして注意を呼びかけています。

県経営管理部統計調査課 林徹さん「調査員は写真付きの調査員証、青色の肩掛けバックを持って訪問して、必ず調査員証を提示するよう指導している。くれぐれも調査員が持ってきた調査書類の中にありますインターネット回答依頼書に書いてあるURLまたはQRコードから入っていただきたい」

また、過去の国勢調査では調査員を装った不審な訪問も確認されています。

不審な訪問、不審なメールがあった場合は、各市町村の統計担当課まで問い合わせてほしいということです。