韓国のインチョン空港職員を名乗る男や、ソウル検察庁の検事を名乗る男から「あなたは麻薬や詐欺の犯人として捜査されている」と電話で言われ、富山市の30代男性が約582万円をだまし取られていたことが18日までにわかりました。
「捜査情報を漏えいしない」誓約させる
富山中央警察署によりますと、今年8月7日、富山市に住む30代男性の携帯電話に「+」から始まる電話番号で、インチョン空港職員を名乗る男から韓国語で電話がありました。
男は「あなたは麻薬や詐欺の犯人として捜査されている。ソウル検察庁の担当者のLINEのIDを伝えるので、登録して事件番号○○○○を伝えてほしい」などと言ってきました。
30代男性が指示されたLINEのIDを登録すると、そのアカウントからメッセージが届き「捜査情報を漏えいしない」という誓約書を作成して画像を送るよう求められました。30代男性はその指示に従いました。