【大雨情報】九州北部地方は11日にかけて大雨となるおそれ　線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性　10日夕方までに予想される24時間降水量：山口300ミリ　福岡250ミリ　佐賀250ミリ　長崎250ミリ　大分200ミリ　熊本150ミリ【雨風シミュレーション】

九州北部地方では、１１日にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。引き続き、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県では、９日夜のはじめ頃から１０日夜のはじめ頃にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

［気象概況］
気象庁によりますと、九州北部地方にある前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。この前線は９日夜には対馬海峡まで北上し、前線上の低気圧が１１日にかけて日本海へ進む見込みです。
　このため九州北部地方では１１日にかけて、局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれもあります。

［雨の実況］
６日１７時から９日１５時までの降水量（アメダスによる速報値）
　　山口県
　　　　萩市須佐　１２５．５ミリ
　　熊本県
　　　　甲佐　３０８．０ミリ
　　長崎県
　　　　雲仙岳　１９４．５ミリ

［雨の予想］
９日から１０日にかけて予想される１時間降水量は多い所で、
　　山口県　６０ミリ
　　福岡県　５０ミリ
　　佐賀県　５０ミリ
　　長崎県　５０ミリ
　　大分県　５０ミリ
　　熊本県　５０ミリ
９日１８時から１０日１８時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　山口県　３００ミリ
　　福岡県　２５０ミリ
　　佐賀県　２５０ミリ
　　長崎県　２５０ミリ
　　大分県　２００ミリ
　　熊本県　１５０ミリ
その後、１０日１８時から１１日１８時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　山口県　１５０ミリ
　　福岡県　１５０ミリ
　　佐賀県　１２０ミリ
　　長崎県　１５０ミリ
　　大分県　１２０ミリ
　　熊本県　１５０ミリ
その後、１１日１８時から１２日１８時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
　　山口県　　８０ミリ
　　福岡県　　８０ミリ
　　佐賀県　　８０ミリ
　　長崎県　１００ミリ
　　大分県　　５０ミリ
　　熊本県　　８０ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。