記録的な降水量の少なさで水不足に悩まされてきた富山県砺波市の中山間地では、今回の大雨で、田んぼの渇水が緩和されました。

砺波市の中山間地、孫子(そのこ)地区では――
記者
「砺波市の田んぼですが、きのうの雨で田んぼに水が戻ってきました」
7月中旬から雨が降らず、ため池など農業用水の確保に頭を痛めてきた農家にとっては「恵みの雨」となりました。
男性
「こんだけ(水が)溜まっとるだけでも相当違うよ」
コメ農家の男性らが管理する4ヘクタールの田んぼではコシヒカリを育てていて、7月下旬は空梅雨や猛暑の影響で田んぼにひび割れができ、給水車で約100トンの水を入れて対応していました。
7日からまとまった雨でひび割れは残ったままですが、ところどころに水たまりができるほど田んぼに水が戻りました。

男性
「恵みの雨。おそらくこの状態なら稲も水分を充分に吸えるから、そこそこ回復すると思うよ」
コシヒカリにとってはこれからが最も水が必要な時期で久しぶりのまとまった雨に男性は一安心していました。
男性
「上からの雨も非常に大事ながやちゃ。人間と一緒で涼しなけんにゃ、芽がつかんというか。味はピカイチだと思うので、またみんさん食べてみてください」