気象庁によりますと、沖縄本島付近の熱帯低気圧が27日午後9時に台風8号に再発達しました。また、大型で強い台風9号が小笠原近海を北上しています。両台風の影響で、沖縄・奄美地方では大雨や暴風、高波に警戒が必要です。一方、本州付近は太平洋高気圧に覆われ、広い範囲で晴れて猛暑となっていますが、大気の不安定による局地的な大雨にも注意が必要です。

“台風8号” は東シナ海を西北西へ進行中…

沖縄本島付近の熱帯低気圧が27日午後9時に台風8号に再発達しました。台風8号は29日にかけて東シナ海を西北西へ進む見込みです。

衛星画像　28日午前10時半　気象庁

台風周辺の下層暖湿気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。また、非常に強い風が吹き、大しけとなる所もあります。

沖縄地方と奄美地方では28日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に警戒が必要です。特に大東島地方では、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

台風8号進路予想　28日午前9時　気象

南西諸島と西日本では30日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、強風やうねりを伴った高波、落雷や突風に注意してください。局地的には竜巻などの激しい突風の恐れもあります。