富山県の舟橋村議会で渡辺村長と共産党との対立が続いています。

舟橋村議会 田村馨村議「私としては納得していません」

ことの発端はことし3月の村議会で、共産党の田村馨村議が渡辺光村長に村の職員に対するパワハラがあったと指摘。

これに対し渡辺村長は――

舟橋村 渡辺光村長
「パワハラであったか否かの判断につきましては今の時点においては正式になされていません。ですので、この場においてそのようなご発言をされたということは大変遺憾であります」

一方、渡辺村長は田村村議が議会で机を叩くなどの威圧的な行為をおこなったとして議会に「懲罰動議」の検討を申し入れました。

これに対し田村議員側は議会への介入だと批判。5月に「声明文」とともに抗議するビラを村の全世帯に配布していました。

6月13日の会見で渡辺村長は田村議員側が指摘するパワハラについて否定。

懲罰動議については「要請ではなく、検討の申し入れだった」としました。

一方、村議会は田村議員への問責決議案を可決し8月末までに声明文の訂正を求めていました。

16日、共産党富山地区委員会は――

共産党富山地区委員会 髙橋渡 委員長
「声明文の訂正ですが、全体の基調は正確であるという風に考えております」

田村議員が机をたたいた回数を訂正しましたが、その他の内容については間違いがないとし、訂正について、7月をめどに村長の会見に対する見解とともに舟橋村の全世帯に対してビラとして配布したいとしました。