富山市の海岸で見つかった人の骨の一部について、司法解剖でも死因の特定に至らなかったことが2日わかりました。引き続き警察が身元の特定を進めています。

これは、先月25日午後6時頃、富山市海岸通の砂浜を散策していた男性3人から「人の骨のようなものを見つけた」と近くにいた釣り人を通じて110番通報があったものです。

富山中央警察署によりますと、波打ち際からおよそ13メートルほどのところで下あごとみられる骨が一部砂に埋もれた状態で見つかりました。

県警科学捜査研究所で調べたところ、人間の骨の一部であることが判明しましたが、2日までの司法解剖の結果、死因の特定には至りませんでした。
死後、数か月から数年が経っていて、性別や年齢も不明ということです。

そのほか、ほかの部位の骨や遺留品もみつかっておらず、警察は引き続き身元の特定を進めています。
