富山県内の社会福祉施設で十数年前から利用者による暴力が繰り返されていたペイシェントハラスメントの問題で、チューリップテレビの報道を受け、施設を運営する法人が対応方針を策定しました。取材に対し責任者は「職員から法人の上層部まで被害を訴える声が届いていなかったことは大いに反省すべきだ」と話しました。

患者や利用者から医療従事者への暴力、暴言などを指すペイシェントハラスメント。
チューリップテレビが入手した映像には2024年、県内の社会福祉施設で車いすの男性が女性看護師を繰り返し殴打する様子などが映っていました。
男性は十数年前から職員やほかの利用者への暴力を繰り返していたことが施設の内部資料や関係者の証言から分かっています。
ペイハラについて施設の責任者は「職員の処遇力の向上で対処してもらい、難しい場合は異動などで対応している」と話していました。