自民党の派閥の裏金事件に関わった議員に対する衆議院の政治倫理審査会が17日始まりました。出席を求められていた15人全員が公開で弁明を行い、富山県関係では田畑裕明議員が18日に出席予定です。関係者によりますと “党員の無断、架空登録問題” についても質問が出る可能性があるということです。

17日から始まった衆議院の政治倫理審査会。自民党の派閥の裏金事件に関わった議員15人が公開の場で弁明するもので、19日までの3日間行われます。

初日は稲田朋美元防衛大臣ら4人が出席しました。

富山県関係では富山1区の田畑裕明議員が18日出席予定です。

田畑議員はことし1月、旧安倍派が政治資金パーティー券の販売収入の一部を所属議員側にキックバックしていた問題で、収支報告書への不記載が発覚。不記載額は2021年までの4年間で68万円にのぼりました。

当時の取材に対し田畑議員は、不記載の68万円は事務所で管理していたため使用しておらず「違法性の認識はなかった」と答えています。

自民党 田畑裕明 議員
「むしろ適正に処理されていたと認識していたということでありますが、当然道義的な責任があるというふうに感じております」