住宅メーカーのオダケホームが、富山県から購入した富山市の土地に大量のコンクリートの塊などが埋まっていて多額の撤去費用がかかったとして、県に1億3600万円余りの損害賠償を求め提訴していたことがわかりました。



大量のコンクリートの塊などが埋まっていたのは、あいの風とやま鉄道「新富山口駅」に隣接する富山市下冨居(しもふご)の土地で、広さはおよそ8万2000平方メートルです。



訴えによりますとオダケホームは、2020年に県からこの土地を5億円余りで購入。その後、整備を始めたところ地中からコンクリートのくずをはじめとした埋設物がみつかり、その量はコンクリートのくずだけで2855トンにのぼるとしています。


オダケホーム側は購入前から隣接地でコンクリートのくずが見つかっていた事実などもあげ、県側に情報提供義務違反があったとして、およそ1億3650万円の損害賠償を求めています。



県は8月25日に訴状を受け取っていて「弁護士と相談しながら内容を精査している」としています。