ベテランの走りを次の世代へ…

吉田選手は、東海大学時代、箱根駅伝に3度出場。その後所属した実業団のSUBARUでは、チームのニューイヤー駅伝初入賞に貢献しました。5年前に第一線を退きましたが、その後地元の郡山市でランニングを再開。選手として登録されるのは、最長区間の10区を走った2012年以来10年ぶりです。もちろん、本番での快走も期待されますが、吉田選手はそのほかにもチームの中で大事な役割を担っています。

「よーいゴー」

練習では一流の走りを見せ、中学生を背中で引っ張ります。

吉田選手「ふくしま駅伝は実業団選手が帰ってきてタスキを繋いで、中学生にはすごいいい経験になる。僕自身現役の時はメンバーに実業団の走りはすごいんだということを見せられるように頑張っていた」

中学生が力のある大人の選手の走りを肌で感じて、成長につながるのがふくしま駅伝の醍醐味。郡山市チームは、こうした世代から世代への継承をうまく行い、世界で戦う名ランナーを輩出してきました。

郡山五中2年・大和田剛基選手「社会人のスピードを身近で感じられていい刺激になっている」

大和田選手

吉田選手「監督は昔から知っているので、優勝して県庁で胴上げしたい。目標は優勝。優勝目標で頑張る」

悲願の優勝から1年。郡山市は、強力な高校生とチームを支えるベテランの力で連覇を目指します。

▼ふくしま駅伝は19日(日)にTUFで生中継と中継録画で放送します。
【生中継】 午前7:30~
【中継録画】 午後0:54~
【YouTube​ライブ配信】 午前7:20~(予定)
ライブ配信はこちら https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/835139