きょうから11月、消費者を悩ませてきた値上げラッシュは少し落ち着くと見られています。福島県郡山市内のスーパーでは、家計に優しい野菜も出回り始めています。
1カ月前と比較して200円安いという98円のホウレンソウに、先週より100円お得な150円のブロッコリー、家計に優しい、驚きの価格です。
安部遼アナウンサー「ダイコンが105円、ハクサイが1束250円と、葉物野菜が3割から4割程度安くなっているということなんです。」
郡山市のスーパー「旬や鮮兵衛」では、県産の野菜を多く仕入れ、販売しています。
旬や鮮兵衛・鈴木晃博店長「地場ものの野菜が充実してきましたので、ハクサイなどの葉物を中心にダイコンやホウレンソウがだいぶ安くなっています。」
民間の調査会社帝国データバンクによりますと、11月の飲食料品の値上げは酒や調味料など131品目となっていて、値上げが続いてきた2022年以降、最も少なくなっています。しかし、油や加工食品など生活に欠かせないものは高止まりのまま。一部の野菜の販売価格の値下がりに、買い物客は…。
田村市から来た客「確かに安い。助かります。」
郡山市から来た客「ホウレンソウ税込98円、最高です。助かる、本当に助かります。」
こちらのスーパーでは、葉物野菜の価格は収穫が安定する11月いっぱい、大きく変動することはないだろうとしています。
鈴木店長「地物の野菜を中心に寒くなってきたので、鍋などの料理に活用していただければいいのかなと思います。」
価格が落ち着いてきた一方で、円安が続く中、食材や原材料の輸入のコスト高に対する今後の動向には引き続き注意が必要だということです。










