福島第一原発の処理水について、東京電力は気象や海の状況に問題がなければ、2日に3回目の海への放出を始める予定です。

3回目となる処理水の海への放出に向けて、東京電力は1日までに、海水で薄めた処理水を放出前の水槽に移す作業を行いました。その後、この水槽からサンプルを採取して、トリチウムの濃度の分析を行いました。その結果、トリチウムの濃度は放出基準である1リットルあたり1500ベクレルを大幅に下回っていることが確認されたということです。

これを受け、東京電力は気象や海の状況に問題がなければ、2日に3回目となる処理水の海への放出を始める予定です。3回目もこれまでと同じ程度のおよそ7800トンを17日間にわたって放出する見通しです。