東京電力福島第一原発の処理水の2回目の放出を前に、福島県漁連の野崎会長は、政府と東京電力に対して今後も緊張感を持って臨んでほしいと述べました。

県漁連・野崎哲会長「中国問題はあるが、国内の消費者の皆様方は冷静なご判断をされて我々の魚を食べていただけています」

県漁連の野崎会長は、28日に行われた会議でこのように述べ、福島第一原発の処理水の1回目の放出めぐり、これまで水産物の価格に大きな変化がなかったことを評価しました。

2回目の放出時期については、28日夕方にも発表される予定で、野崎会長は政府と東電に対して緊張感を持って臨んでほしいと述べました。

野崎会長「1500(ベクレル/L未満)で管理しながら、予想通りで良かったなと思っています。ただ1回目なので、かなりみんな緊張感を持ちながらやっているでしょうから、これをずっと維持していければいいなと」

県漁連では、本格操業に向け今後も漁獲量の拡大に努めていきたいとしています。