9月8日の記録的な豪雨で被害があった福島県いわき市の国宝白水阿弥陀堂が、10月1日から拝観を再開することになりました。

平安時代後期に作られた、県内唯一の国宝の建物、白水阿弥陀堂は、記録的な豪雨で被害が集中したいわき市の内郷地区にあり、お堂は床上20センチまで水に浸かりました。また、庭園に土砂が流れ込む被害が出ましたが、25日、文化庁の調査で「国宝としての価値を損なうことはない」とする報告がされていました。

そして、これまでに復旧作業が進んだとして、10月1日から拝観を再開することが決まりました。全体の復旧にはまだ時間と費用がかかるものの、白水阿弥陀堂を管理する願成寺では「被災された方々が一日でも早く元通りの生活になることを祈っています」とコメントしています。

※写真は9月9日撮影