記録的豪雨で大きな被害が出た福島県いわき市では、連休最終日の18日、大勢のボランティアが駆け付け、浸水した家屋の片付け作業を行いました。
いわき市の駐車場に県内外から集まった大勢の人たち。
水津邦治アナウンサー「いわき市のボランティアセンターです。きょうも暑い中、大勢のボランティアの人が集まってきています」
災害ボランティアセンターには、午前9時から大勢のボランティアが訪れ、受け付けを行っていました。
ボランティアに参加した地元の高校生「今までは災害とかがあっても何も動くことができなかったが、高校3年生になってやっと自分で何かできるかなという歳になったので今回は来てみました」
ボランティアの人たちは、バスに乗って、多くの家屋が浸水した内郷地区の被災者の家を訪れ、畳の運び出しや泥のかき出し作業を行っていました。
ボランティアを依頼した住民「非常にありがたいです。連日連日、人も来ていただいて本当に助かっています」
ボランティアの高校生「実際に来て分かることがいっぱいあって、想像以上でやはり来てよかったし、少しでも力になれたらいいなと思った」
中には、奈良県から泊まり込みで訪れた人も。
奈良県から来たボランティア「いわきが人が足りないと市長さんが呼び掛けていましたし、自分の目で見ることが大切だなと思いました」
そして、内郷地区では、市民の有志による炊き出しも行われていました。
岩手から来たボランティア「すごくありがたくいただいています。体にしみます」
炊き出しをする市民の有志「みなさん被災されているのに、一生懸命暑い中頑張ってやっているので、少しでも力になれればと思ってやっています」
連休中の3日間、ボランティアに参加した人数はのべ1273人にのぼりました。
いわき市社会福祉協議会 重村友紀さん「この3日間で皆様に来ていただきまして、被災された方は大変心強かった部分もあると思います。まだ伺えていない所もありますので、これからも引き続き、ボランティアセンターは活動を続けていきます」
18日現在、「まだ片付けが終わっていない」などの問い合わせがおよそ80件あるということで、いわき市社会福祉協議会では、引き続き、午前9時から正午まで災害ボランティアの受け付けを行っています。
県やいわき市では、被災して住宅に住むことができなくなった人に対して、県営住宅や市営住宅を一時的な避難先として、今後提供することにしています。










