小中学生を対象に行われた全国学力テストで、福島県内の公立学校の正答率がすべての科目で全国平均を下回ったことがわかりました。
全国学力・学習状況調査いわゆる「全国学力テスト」は、今年4月に全国の小学6年生と中学3年生を対象に実施され、県内では、公立学校の598校、2万6000人あまりが臨みました。
その結果、小学6年生の算数の正答率が61%、中学3年生の数学は46%、英語は41%といずれも全国平均を下回りました。
一方で小中学生の国語は全国平均との差がわずかで、「おおむね全国平均」と分析されましたが、正答率の数値は、試験を実施したすべての教科で全国平均を下回っています。
県の大沼博文教育長は「今回の結果を重く受け止め、児童生徒の学力向上に取り組みます」とコメントしています。