福島県いわき市は、市内の高齢者施設で新型コロナウイルスワクチンの間違い接種があったと発表しました。

いわき市によりますと、7月5日、市内の高齢者施設で行われた90代の女性の新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種で、初回接種(1・2回目の接種)での使用が認められていないオミクロン株対応2価ワクチンが接種されたということです。

医師や看護師が、接種前に接種券を見ながら本人確認をしたものの、予診票に記載してある接種履歴を予診医が確認しなかったため、誤って接種したということです。

接種を受けた90代女性の体調に今のところ異常はなく、当面は経過観察を継続するとしています。

いわき市では、接種を担当した医療機関に対して、接種するワクチンに関する注意事項の周知や確認体制の構築などの徹底を指導するなど、再発防止を徹底するとしています。