「福島の酪農復興のモデル」として安倍元総理も視察していた福島市の「復興牧場」に、警察が強制捜査に入ったことがわかりました。関係者によりますと、牧場内で死んだ牛を不法に投棄した疑いがあるということです。

鷲尾徹カメラマン「福島市上空です。防護服を着た捜査員が地面を掘り起こしています」

廃棄物処理法違反の疑いで強制捜査が入ったのは、福島市土船にある「復興牧場フェリスラテ」です。

関係者によりますと、この牧場では、牧場内で死んだ牛を必要な手続きをせずに、敷地内に不法に投棄した疑いがあるということです。

この牧場は2014年、原発事故で避難した酪農家が共同で経営する「復興牧場」として設立され、2016年には当時の安倍総理も視察に訪れていました。

安倍元総理が視察・2016年

警察では、押収した資料をもとに、立件も視野に慎重に調べを進めています。