福島県会津美里町の伊佐須美神社では、御田植祭が開かれ、子どもたちが練り歩く伝統の獅子追の勇ましい声が町にひびきました。
参加した中学生「今年は去年よりも無制限になり、声も出せるようになったのでみんなで盛り上がっていきましょう」
地元の小中学生およそ900人が参加した会津美里町、伊佐須美神社の御田植祭。豊作を願い、鎌倉時代より前から続く祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
祭りの呼び物のひとつ、農作物を荒らす獣を追い払う「獅子追」の神事は、獅子追童子に扮した子どもたちが獅子頭を先頭に町を練り歩きます。
中学生「わっしょいわっしょい」
感染症対策の行動制限の緩和で、4年ぶりに制限のない通常開催となり、子どもたちの元気な声が響くと沿道からは歓声があがりました。
参加した中学生「去年のコロナ禍では全然声出しできなかったので、今年は声出しできて楽しいです」
参加した中学生「いえーーー!最高です!気持ちいいですね。今まで溜まっていたのが全部出ていくみたいです」
そして、田植えが行われる神田では、子どもたちが日本で最も古いとされる田植歌とともに、豊作を願いながら苗を手で植えました。
御田植祭が終わると、もうすぐ会津は夏本番です。