福島市では今、役目を終えた「水道メーター」を分解して資源に変える取り組みが始まっています。この取り組み、実は様々なメリットがありました。

植野天斗記者「福島市では使わなくなった水道メーターを分解して再資源化する取り組みを進めています」

福島市が6月末から始めた水道メーターの再資源化事業。水道メーターの使用期限は法律で8年と定められていて、これまではパーツを取り替えて再利用するほか、スクラップとして売却していました。しかし、分解して金属部分を取り出せば、より高い金額で売却できるほか、作業を障害者就労施設に委託することで就業機会の拡大にもつながります。

現在は2つの施設に委託していて、こちらでは利用者とスタッフの合わせて5人が分解から分別、そしてパーツの洗浄を行っていました。

福島市水道局給水課・佐久間智明課長「みなさんに上手に作業していただいたり、有効に資源化できる道筋ができたので今後(委託先などを)増やしていきたい」

現在、再資源化できるのは鉄やプラスチックの部品で、今後はガラス部品も再資源化できないか検討を進めていく考えです。