夏の高校野球福島県大会が、7月8日に開幕します。68校、62チームが特別な思いを胸に挑む夏。TUF「Nスタふくしま」では、シリーズ「つなぐエール　白球にかける」で注目校を紹介します。

初回は磐城農業の、3年生たった一人でチームを支え続けるキャプテンに注目します。

磐城農業のキャプテン、駒木根大輝（こまぎね・たいき）選手。部員16人を引っ張るチームでたった一人の3年生です。

磐城農業・駒木根大輝主将「最初は声をかけても返事をしてくれなかった。言ってもやらないから自分が動いて常にやっていた」

入学時、野球部には、4人の同級生がいましたが、仲間は抜けていきました。一人でチームをまとめることに不安も少なくはありませんでしたが、それでも献身的にチームを支えてきました。練習では、自分からノックを買って出る後輩思いなキャプテンです。

駒木根主将「後輩に1球でも多く捕ってもらおうと自分ができることをやっている」

キャプテンのため、勝利を掴むことがチームの目標です。

2年生「唯一の3年生、キャプテンなので勝たせたい」

磐城農業・郷家邦博監督「1打席でも多く、1イニングでも長く、1試合でも多く駒木根に経験をさせてあげようというのがチームの目標」