福島県の内堀知事は、原油価格の高騰や、4月に発生した霜による農作物の被害への対策を盛り込んだ、総額95億円に上る6月補正予算案の概要を発表しました。

6日、内堀知事は定例の記者会見を開き、総額95億900万円に上る6月補正予算案を発表しました。

このうち、およそ80億円が原油価格や物価高騰などへの対応にあてられます。県内でLPガスを使用するおよそ55万7000世帯に対し、1世帯あたり3000円の補助をしたり、農業団体が化学肥料のコストの低減につながる機械を導入する際の、経費の一部を補助したりします。

また、今年4月に発生した霜による農作物の被害への対策費として、1億500万円が盛り込まれ、霜の被害を防ぐ送風機「防霜ファン」の導入に要する経費の一部などを補助します。

この補正予算案は、6月の議会で審議されます。