福島市にある福島県立美術館で21日、TUF開局40周年記念『美をつくし』~大阪市立美術館コレクション~が開幕しました。

会場となる福島市の県立美術館は、初日から多くの人でにぎわいを見せました。
この企画展は、県立美術館、TUF、福島民報社でつくる実行委員会が開いたもので、開会式には内堀知事など関係者が出席しました。


平岡沙理アナウンサー「先ほど、美をつくし大阪市立美術館コレクションが開幕しました。既に多くのお客さんが入っていまして珠玉の作品に見入っています」

この企画展の作品は関西を中心に活躍した財界関係者が収集したもので、日本画や中国美術な約170作品が展示されます。また、作品によって展示期間が異なり、何度来ても楽しめるのが特徴です。

前半の期間で最も注目されているのは、葛飾北斎の『潮干狩図』。
北斎の作品として初めて、国の重要文化財に指定されました。
こちらは版画ではなく肉筆画となっていて、輪郭線を描かず、ぼかして洋風画のように描いているのが特徴です。


そして、こちらは戦国時代に天下統一を成し遂げた豊臣秀吉像です。上には、“賛”と呼ばれる、漢文が記され、最後に豊国大明神尊像と書かれていることから、秀吉を神として祀るために作られたことが分かります。

初日の21日は、県内外から多くの人が訪れ、大阪が誇る美術作品を堪能していました。

会津若松市から来た人「根付っていうのがあって、すごくユーモラスでさすが大阪だなって」
東京から来た人「とても盛りだくさんで美術館に来るのも久しぶりだったので良かったです」


『美をつくし』は、5月21日まで福島市の県立美術館で開かれています。