3年前、福島県三春町で故意にひき逃げして2人を殺害した住所不定・無職の盛藤吉高被告(53)の控訴審判決で、仙台高裁は一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。
影山初吉さん「極刑を望んでいたが、無期懲役の判決で本当に残念」
事件当時、亡くなった2人と清掃活動をしていた影山初吉さん。
仙台高裁の判決に「納得できない」といいます。
影山初吉さん「一審で審理した結果を高等裁判所で覆すということは、裁判員制度(のあり方)まで言及しなければならなくなる」
影山さんは、盛藤被告に対し「自分の身をもって罪を償ってほしい」と、怒りをあらわにしました。
影山初吉さん「無期懲役は本人(被告)の思いを叶えたのと同じ。刑務所に入るという、2人を殺害しておいて自分は生きたいだなんて、そんな身勝手なことがあるのか」