聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」のサッカー女子日本代表が、25日、福島県のJヴィレッジで決勝に臨み、惜しくも敗れましたが、銀メダルを獲得しました。
長嶋美希記者「初の決勝を一目見ようと、会場には多くのサポーターが詰めかけています」
Jヴィレッジで開催されている「東京デフリンピック」のサッカー競技。金メダルをかけた女子日本代表の決勝の相手は、世界ランク1位、絶対王者のアメリカです。選手たちは互いに音が聞こえない状態。日本は強敵アメリカ相手に攻め込みます。前半15分、キャプテンの高木がシュートを放ちますが、ゴールキーパーに阻まれます。
試合が動いたのは、前半29分、日本はクロスから、アメリカに先制を許してしまいます。追いつきたい日本は、前半アディショナルタイムチャンスをつくりますが、岩渕のシュートは枠を捉えられず、前半を1点ビハインドで折り返します。
ホームでの声援を受け、後半巻き返したい日本でしたが立て続けに3失点。反撃を試みますが、最後までゴールが遠く、0対4でアメリカに敗れました。それでも、女子日本代表としては史上初の銀メダル。初めての快挙に、スタンドからは大きな声援が選手たちに届けられました。
デフサッカー女子日本代表・高木桜花キャプテン「音は聞こえなかったが目に見える形で応援してくださって、すごく応援の力は感じましたし、それが最後まで諦めないという気持ちにつながった」










