向こう3か月「値下がり」の見通し強まる
コメの卸売業者などで作る団体「米穀安定供給確保支援機構」は、全国の生産者や集荷業者などに対し、毎月コメ価格の見通しを調査しています。10日に発表された、10月調査分の「向こう3か月」の価格見通し指数は、前の月の調査分から18ポイント減少し「39」となりました。この指数は、50を下回ると「値下がりする先安観が強い」ことを示します。50を下回ったのは3か月ぶりで、今後、コメ価格が値下がりすると見る取引業者が多くなったことが分かります。

値下がりの見通しが強まった背景には、今年の新米の収穫量が、2017年以来の過去最高水準となる見通しが示されたことで、これまでの供給への懸念が和らいだことが1つあります。
また、高値が続いていることから、スーパーや外食の現場でコメの消費が落ち込んでいることも、今後の価格を押し下げる要因だと分析されています。

いまだに高値が続く中、消費者にとっては光明と言えるかもしれません。










