福島県内の火災警報器の設置率についてみていきます。

今年6月現在、警報器を住宅に1か所以上に設置している割合は、全国平均が84%であるのに対し、県内は79.2%と全国35位にとどまっています。


火災警報器の取り付けは、法律で義務化されていて、消防法では火災警報器を寝室に設置することが義務化されています。
2階建て住宅の場合、寝室が1階にあれば寝室のみ、2階に寝室があれば寝室と階段部分2か所への設置が必要です。

しかし、適切に設置されている割合は、県内は58%と全国40位でワースト8位となっています。



県内の各消防本部によりますと、今年県内で起きた住宅火災は10月末時点で186件に上っていて、16人が亡くなっています。
このうち5人が午後10時から午前4時までの就寝時間帯の火事で亡くなり、4人が警報器の取り付けを行っていませんでした。


万が一の時に、逃げ遅れを防ぐ火災警報器です。
高齢の方など、自分で設置が難しいという方は、自治体に相談してみてください。