世界陸上で、福島県勢では東邦銀行所属の井戸アビゲイル風果選手と松本奈菜子選手が、男女混合1600メートルリレーで日本初の8位入賞を果たすなど活躍しました。2人は24日、福島県庁を訪れ、内堀知事に大会結果を報告しました。

女子200メートルでは、東邦銀行所属の井戸アビゲイル風果選手が日本勢14年ぶりの予選突破。惜しくも日本勢初の決勝進出とはなりませんでしたが、世界の名だたる強豪を相手に奮闘しました。

一方、松本奈菜子選手は女子400メートルに出場。予選敗退となりましたが、大舞台で堂々の走りを見せました。

さらに2人は、男女混合の1600メートルリレーにも出場し、8位入賞。日本で初めての快挙となりました。世界中を沸かせたレースを終え、井戸選手と松本選手は24日、県庁を訪れて内堀知事に大会の結果を報告しました。

井戸アビゲイル風果選手「(1600メートルリレーで)決勝の舞台を走ることができてうれしい気持ち、いい経験になった」

井戸アビゲイル風果選手

内堀知事は「世界のトップが勢ぞろいする場で自分の力を存分に発揮したことに勇気と感動をいただいた」などと話し、2人の活躍をたたえました。

井戸アビゲイル風果選手「緊張することなく楽しくレースに臨めたのは、大歓声があったおかげ」

松本奈菜子選手「日本開催なので選手紹介のときにすごい歓声で、ここにいる会場のみなさんが応援してくれる(と感じ)最高の状態と気持ちでレースに立たせてもらえた」

松本奈菜子選手

大会を振り返って井戸選手は「またこの舞台に立って勝負したい」と話したほか、松本選手は「世界のトップ選手との差を感じた」と話し、さらなる飛躍を誓っていました。2人は今後、全日本実業団対抗陸上競技選手権や国民スポーツ大会に出場する予定です。