13日午前6時半頃、福島県南会津町の高齢者介護施設で、体長1メートルほどのクマが窓ガラスを突き破り、施設の中に侵入しました。クマはその後逃げたため、けが人はいないということです。

警察などによりますと、13日午前6時半頃、南会津町田部の高齢者介護施設で、施設の職員が窓の外にいたクマ(体長約1メートル)に気づいた直後、クマは窓ガラスを突き破って施設内に侵入しました。

職員は入所者6人に対し、部屋から出ないように呼びかけながら、別の部屋に逃げ込んだということです。
別の施設職員「(クマと遭遇した職員が)『動くものがあるので、ん?と思ったらクマだった』と。3メートル、4メートルの距離で(クマと)目があったらしいです。職員が逃げた方向にクマも追いかけるかのように入ってきた。職員が声を出しながら利用者に『出ないでください』と声をかけた。クマはバケツとかをひっくり返しながら窓ガラスを破って逃げた。けが人が出なかったことがよかった」
クマは施設内を歩きまわったあと、窓ガラスを突き破って逃げていったということで、けが人はいませんでした。施設ではクマが逃げたあと、入所者を別の施設へ車で避難させたということです。
警察は南会津町に情報提供を行うとともに、パトカーによる警戒などを行っています。